サンデー毎日 連載コラム
この連載も今回が最終回になりました。とにかく一年間書き続けることを目標にやってきたのですが、そんなささやかな目標でも実現していくことがどれだけ大変だったか、身をもって思い知らされた感があります。 俳優にとっては演ずる […]
「大杉さん、プレゼンテーターの依頼が来てるんですけどぉ」 「ええっ、映画祭のですか」 「いいえ、それが・・・・・・」 高岡マネジャーは、もったいぶった笑みを浮かべて、なかなか本題に入ってくれない。 「ええっとね […]
「大杉さん、すごいですねぇ。16本でした」 「あっ、そうですか」 雑誌の編集者に教えていただいた。ぼくが今年出た映画の本数だ。1月の黒沢清監督「カリスマ」で始まり、12月に公開される石井克人監督「PARTY7」で終 […]
「なんだこのタイトルは!」とお思いの方もいるだろう。「ハハァ、あの映画でしょ」と思われた方は、かなりの日本映画通に違いない。近くのレンタルビデオ屋さんでは、ポルノコーナーではなく、日本映画の<CULTコーナー>にひっそ […]
<劇の戸口は、追われてきたものがたどり着くところであるといえる。彼は彼の個体に抑圧を加えるものたちから追われるように、どのような経緯をたどってか、ここへやって来る。(中略)劇はまずはじめに人間の不健全がたどる方法である […]
ぼくにとって8年ぶりの舞台『象』もあと一週間で楽日(最終日)を迎える。 今日は、休演日。 ぼくの足元には、ここのところゆっくり遊ぶことも出来なかった風(チワワ)と寅(スコ ティシュ)が気持ちよさそうに寝そべっている。 東 […]
2010年を迎えて、加速するがごとくトットトットと時間が過ぎていく。 すべての感覚が年々遅く鈍くなっているにもかかわらず、どうやら時間だけは特別のようだ。 オーイみんなぁ、元気にやってるかい!? なんて、たまにはまだ見ぬ […]
連合赤軍を描いた『光の雨』という映画から6年、久しぶりに高橋伴明監督の『BOX』という映画に参加した。高橋伴明さんは、ぼくを最初に映画界に誘ってくれた監督だ。その出会いがあったからこそ、その後も多くの人との出会いがあった […]
手間をかけよう 自分ってやつに 翻弄し続ける 厄介者に 背負ってゆくのはオイラ もうひと山越えれば きっと変わるよ ホラホラ見せ場は今だ 叩きつけてみる 生きる流儀 殴り書きの剥き出しの感情 飛び乗った路線バス 眼深にか […]
先月号は、二十代の頃に急性胃潰瘍で初入院したちょっとドラマチックな病院ライフを書かせていただいた。そして……今月はさらにグレードアップした病院物語PART 2を書こうと決めていたのだが……気が変わったので止めた。いずれと […]
2008年~2018年までのブログ
お早うございます! トラ こんな顔でぼくを見ます ご飯にして欲しいのだと思います (*☻-☻*) わかったよ!
こんばんは! 食事も終わり こんな姿で 二人仲良く スヤスヤです 👩❤️💋👩
こんばんは! 撮影現場に嬉しい訪問者 OPの主題歌担当 10-FEET の皆さんです 🎶 🎸 🎶 バンド結成20年 とてもいい時間でした ‼️
BS朝日『極上空間』 本上まなみさんとドライブしました‼️ とても素敵な方です いろんなお話をさせていただきました 🎶
撮影しております セリフを覚えてます そのひと時を撮られました 撮影者 遠藤憲一さんで〜す!
ZACCOサイトでのコラムです
当初 番組はフジテレビwebだった そのタイトル 『大杉漣の漣写でGO ! 』 見事なネーミングでしょ (^^) テーマは ひたすら歩くこと お店等のアポもなく ライブのような撮影でした 五年間 ほぼ同じスタ […]
俳優になってから42年になる 37歳まで劇団転形劇場で活動 解散をしてから本格的に映像の世界に入った おそらく解散していなければ あのまま舞台をやり続けていたと思う 解散から27年 後になり思うことなのだが 節目節目に […]
四月一日 全国公開 原作 室生犀星 監督 石井岳龍 (聡互) 赤井赤子は二階堂ふみさん 大杉は 老作家 (犀星) 役を演じました 昨日 試写を観ました 映画『蜜のあわれ』 切なく いとおしく そして 可 […]
年明けから撮影しています テレビ東京の連ドラ 初共演の木下隆行さん (TKO) そして 原田夏希さん 空き時間 誰も控え室に戻らず いろいろお話します 仕事のこと 食べ物のこと
俳優になって42年になる 長いと思われるかも知れないが ぼくの感覚はそれ程長く感じていない なんだこんなものなのか・・・と 曖昧な表現だが 正直な実感がここにある つまり まだまだなのだと思う
東京新聞 連載コラム
これまで<東京>について改めて考えたり書いたりすることはなかった。 1970年に徳島から上京し、今年で40年になる。すごい時間が過ぎたものだ。 つまり、ものごころついてからは、東京での生活ということになる。 […]
70年代ぼくは吉祥寺に住んでいた。なんの目標も夢もなくダラダラと過ごしていた。 どれだけ莫大な無為の時間を過ごしたか。バッグひとつで汽車に乗って、放浪という名の小旅行。 まさにその日暮らしという感じだった。 […]
<劇を行うにふさわしい者はこの世に存在しない。存在するのは、ただ現実に生活に適さない面を持った者たちである> 劇作家・太田省吾の言葉である。 ぼくは、この言葉に魅かれ、彼に会いたいと思った。 「では赤坂の工房に来てくださ […]
ぼくは、恋愛話が苦手だ。好きな女の子のタイプと聞かれて『ウーン、やった女の子がタイプです』と深みもひねりもない雑な言葉を返したことがある。 つい先日もNHKの朝の生番組で同じ質問を受け、思わず『優しくて時々淫乱な子』と言 […]
江東区豊洲。そこにぼくの彼女の実家があった。 1970年代の豊洲は、現在とまったく違う巨大な工場が立ち並ぶ工業地帯だった。 一角にコンクリート工場の貨物引き込み線があり、その線路が交差する場所に小さな三角州があった。 そ […]
旧osugiren.comコラム
皆さん、お元気でしょうか。 五か月ぶりのコラムです。 しかも今年はもう終わろうとしています。 さてさて、このサイトをご覧の皆さんにお知らせがあります。 2009年1月よりぼくの所属する【ザッコ】に六人の新し […]
溶けてしまいそうな暑さの中、神戸・徳島・名古屋・京都と目まぐるしい移動の日々も無事に終わった。 異常気象も慣れてくると異常でなくなる、それって本当は凄く怖いことなんだよな。 夕方雨が降る。 そして風が吹く。 その風のなん […]
朝、風(チワワ)と散歩に行く。 ご近所の親しい方から声をかけられた。 「大杉さん、映画『ネコナデ』女房と行きましたよ。いやぁ、子猫のトラちゃんかわいかったです!」 それだけのことなのに、なんだかすごく幸せな気持になった。 […]
もう五月!書かなさすぎのおおすぎコラムです。 ということでお元気でしょうか!? なんだかゴールデンウィークを尻目にオイラは撮影の日々・・・ それとて左程苦にならず結構楽しくやっております。 今日は毎年オイラ […]
寒中お見舞い申し上げます! 新しい年を迎えました。皆さんお元気でしょうか。 ぼくも元気にやっております。 今年はどんな作品との出会いがあるのか、ボチボチ激しく、そして楽しく過ごしたいと思います。 本年もよろしくお願いしま […]
1992年・ぼくは、初めて北野武監督作品に出演した。 渡された台本にはタイトルがなく、ただ「北野武作品 VOL.4」と示されているだけだった。 今まで経験していた台本とはまったく様相も異なり、セリフがほとんど書き込まれて […]
これは地味な映画だ。 しかし、ボクシングでいうボディー・ブローのようにじんわりと効いてくる。 主演はハーヴェイ・カイテルとウィリアム・ハート。どちらも大好きな俳優だ。 小品には違いないが確実に人間が描かれている。 ブルッ […]
女性誌で″ヤクザ映画″なんて…と思わないでいただきたい。 『竜二』はそれ以後の日本映画に大きな影響を与えた作品だと、僕は考えている。 誇張されたヤクザ映画は沢山あるが、『竜二』は″何でもない日常″を過ごすのがいかに困難な […]
僕は、恋愛を語ることが苦手だ。 映画を語ることと同じくらい難しいと思っている。 両者とも”する″ものであり、″味わう″ものであるように思われるからだ。 『アベックモンマリ』。2組の夫婦が織り成す奇妙で微妙な四 […]